筆談ホステス
として一時期本当に話題になった斉藤里恵さんが東京都北区議に当選しました
結構な話題となっております
それもそのはず、この方は全ろう
つまり両耳とも完全に聞こえてないからです
筆談ホステス区議員のザッとした経歴
高校卒業後、お水の世界に。
この時すでに筆談でお客さんとやりとりしてる
上京後、銀座で人気ホステスに
話題になって、筆談ホステスという書籍を出版
結構なヒット本となる。というか普通にベストセラー
特番でドラマ化もされました
で、その後はメディアにがっつりは出てこなかったけど
社会のバリアフリー化への運動とか色々やってたようですね
で今回の地方統一選挙で出馬、見事当選という流れ
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聴覚障害のある議員さんの前例は?
2人ほど前例があるとのこと
いまだかつて、聴覚障がい者の政治家がいたという例はありません。
(私が調べた限りなので、もしご存じの方がいたら教えてください)
※追記:情報提供があり、これまで2名の政治家がいたことがわかりました↓
http://image01w.seesaawiki.jp/c/u/comskill_ris_fuku/e61ca662aef00895.pdf
otokitashun.com/blog/daily/6407/
海外では?
アメリカに居たという話は知人から聞いたことがあります
が、記録のようなものを見つけられませんでした
イギリスの国会、英国議会には全ろうの方がいたようです
また補聴器利用の方もちらほらといたとのこと
ちなみに平成17年当時のはなし
以下引用
(1)英国議会の障害のある議員数
聴覚障害者:全ろうの議員は上院に1名であるが補聴器を使用している議員も多い。
(2)情報アクセスの配慮
①全ろうの議員に対する配慮
RNIDの会長でもあるジャック・アシュリー議員は、全ろうであるため、次のような配慮をされている。
座席が決まっていて、その前に14インチ程度の液晶モニターが設置されている。そのモニターには、パソコン要約筆記が表示される。要約筆記者は、議事室2階の観覧スペースにいて、1名ずつ交代で担当している。
議事録が作成されているため、要約筆記のログ(内容は)は保存されない。
②難聴の議員に対する配慮
補聴器使用者に対する配慮として議事室にループが設置されているらしいとこのことであった。
すべての座席のそれぞれの背もたれにスピーカーがついている。
④全国の情報障害者に対する配慮
議事は、すべてテレビ放映されており、その放送には生字幕またはリアルタイム字幕が整備されているので、それを見ることで情報にアクセスできる。
引用元
www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ea/j_barrier/gikai.html
決められた席に座ってもらう。目の前にはモニター
議会のやり取りをリアルタイムに文字に要約して起こす専属の職員が、そこにタイピング
それを見て、耳の聞こえない議員でも他人の発言を把握できる
ってことのよう
日本の議会は聴覚障害者議員は想定していない?
当選された斉藤さんのコメントなどを読むと、現段階で議会において
聴覚障害者が議員となることを前提とした仕組みはないそうです
が、聴覚障害者を受け入れるつもりがないというわけではなく
今までの立候補者にそういう人がほとんど居なかった
という理由からのようであり
議会中の音声読み上げソフトや、自動文字書き起こしソフトによる質疑応答の可視化などを相談中とのこと
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