るろうに剣心の作者である和月伸宏さんが書類送検されました
児童ポルノにあたるDVDを購入し所持していたからです
既に罪状を本人が認めてる段階です
過去に起きたわ漫画家逮捕事例と、その後の対応なんかをまとめつつ、るろ剣打ち切りなのかを予想します
るろ剣作者が逮捕?いえ、逮捕はされてないです
書類送検されたイコール逮捕でありません
むしろ、書類送検された場合は基本的には逮捕されません
逮捕ってのは容疑者の身柄を拘束して捜査すること
書類送検ってのは容疑者の身柄は拘束しないけど、捜査書類なんかはちゃんと関係各所に送ること
みたいな違いと思えばいいです
比較的罪の軽い犯罪だったり、容疑者が証拠隠滅や逃亡する可能性が低い事件の時なんかに、書類送検になることが多いですね
つまり、書類送検の場合は、その後不起訴になり裁判まで行かずに終わることも多々あります
児童ポルノにかかわる犯罪は世間的なイメージの悪さと、被害者が未成年になる
ってことがやや重大な気はしますが、今回のるろ剣作者も逮捕されず不起訴に終わり、裁判までいかずに、厳重注意的な段階で終わる可能性はありますね
過去に書類送検or逮捕された漫画家の連載はどうなった?
今回逮捕されたるろ剣作者と同じ出版社で連載してい漫画家が未成年を買春して逮捕されたことがありました
この時は即座に連載終了
数年後に掲載雑誌を変えて連載再開しました
連載再開時の宣伝はありましたが、あまり派手なものではなく、連載再開後もそれほどヒットせずに終了しました
その漫画家はさらに数年後、別の漫画を書いて結構なヒット
アニメやゲームにもなってます
ぶっちゃけると、連載終了したのが「世紀末リーダー伝たけし」
数年後のヒット作が「トリコ」です
また、同様に同じ出版社の漫画家が逮捕された例もあります
デスノートの作画担当だった小畑健さんです
逮捕された時はたしか連載はもってなかったと思います
逮捕容疑は銃刀法違反
・キャンプに使うサバイバルナイフを車に乗せっぱなしだった
という内容の逮捕劇であり、世間的にも銃刀法違反のこういったケースの逮捕に関しては、法律の不備を指摘する声とイメージが強かったこともあり、小畑健さんは特にその後活動に制限などはありませんでした
連載中の漫画家が書類送検された事例1
テレビゲーム大好きな少年を主人公にした移植のラブコメ漫画ハイスコアガール
という作品があります
この漫画の作者は連載中に書類送検されました
罪状は、著作権法違反
作品の中にはテレビゲームのキャラクターなんかが山のように登場するんです
そのキャラクターの使用許可を権利元からちゃんともらってなかった
みたいな話で書類送検されています
作者としては、雑誌編集部のほうで許可申請とかやってると思ってた
って話でしたね
書類送検当時は、元漫画編集者なんかが「こういうケースで漫画家本人が書類送検されるのは史上初。じっさい使用許可をもらいに行くのは編集の仕事」
と擁護していました
この事件を受けてハイスコアガールは連載中止になりました
その後、1年か2年くらい経って連載再開してますが
しかし、事件の経緯が経緯
連載中止になって暇になってる作者の元には他の会社からいくつか仕事が舞い込んでます
テレビゲーム「オーディンスフィア」って作品の宣伝漫画描いたりしてます
書類送検されたけど、経緯が経緯なこと
世間的なイメージの悪さがそこまで酷くない罪状だったこと
あたりが原因で、連載中止にはなったが早期復活。作者本人の活動もそこまで大きく制限はされていない
ということですね
るろ剣の打ち切りは回避されるのか?
過去の事例から考えると、連載は中止になると思います
逮捕されてないけど、児童ポルノ法違反って罪状は世間的なイメージが悪すぎますよね
作品には罪がない
って考え方は個人的にはその通りだと思うんですが、やはりまだまだ世間はそういう目で見てくれないと思います
出版社が強気で対応して行く可能性もゼロではないでしょうが、得策ではないように感じます
漫画大好き、アニメ大好きな層からは「作品には罪がない」理論での連載継続は支持されると思うんですけど
いかんせん過去にそれをやった例がない
世論の反発がどれくらいになるか読めないのは怖いですよね
るろ剣北海道編は開始したばかりなので、今頓挫させてもダメージ小さくてすみますしね
コメント