アンビリーバボーで取り上げられていたペギーハリスさん
60年前に死別した彼女の夫の秘密とは?
実は数年前にインターネットで話題になってた話でした
アメリカのcbsで取り上げられてその内容をフェイスブックにまとめて紹介した人がいたんですね
それが向こうで話題になって拡散されて、日本でも一部のネットユーザーが感動話として拡散してました
内容を簡単にまとめますと
1944年、若く美しいペギーは、当時22歳だったパイロットのビリーと出会い、恋に落ちて結婚しました。
ペギーは軍属の整備士
ビリーは軍属のパイロットでした
二人は以前から文通により愛を育んでおり、出会って早い段階で結婚します
二人は新しい生活を始めました
新婚夫婦になってから、およそ6週間後のことです
ビリーはヨーロッパの戦線へと派遣されることが決まってしまいます
軍人なので、戦地へと赴任を断ることもできるはずがありません
戦地へと派遣されたビリー
ペギーとの連絡は派遣後すぐに途絶えてしまいます。
戦争が終結しても連絡はつきません
軍関係者へ問い合わせても、調査をいらしても進展はありません
親戚から見合いを勧められても断り続けます
ベギーは「ただいま!」と言ってビリーが帰ってくるのを待っていましたが、年月は過ぎ、ただ悲しみが増していくのみでした。
ビリーが消えてしまってから何年が経っても、、ペギーはビリー以外の男性と関係を持つことはありませんでした。最愛のビリーへの愛を裏切ることはできなかったのです。そしてさらに歳月が過ぎ、ペギーはビリーの生存の可能性が非常に低いことを悟ります。もし生きていたとしたら、何らかの方法で彼女に連絡を取っているはずだったからです。
終戦から60年後にビリーの甥っ子が突然ペギーを訪ねてきます
実はビリーの甥っ子は、ビリーの行方不明について調べていました
そして軍の記録から、ビリーの戦死の事実を突き止めます。
ビリーが亡くなっていた事実自体には今更驚くことはなかった親戚一同
しかしその死の経緯と、その後のとある出来事はペギーを大きく驚かせました
甥っ子の語るビリーの死に様
記録によると、ビリーはペギーとの結婚からわずか6週間後の1944年に亡くなっていたことがわかりました。
ノルマンディ上空で敵戦闘機に襲撃され墜落必至となります
その現場近くのレ・ヴォントという小さな村の方向に進むビリーの戦闘機。
その時、村に飛んでくる飛行機を目撃した村民は多数いたとのこと
彼らの証言によるとビリーは村にツッコでくる直前に方向転換をして、村の横にある森に突っ込んでいったとのことです
森に突っ込めば木々によって機体は破損し爆発する可能性も高くなるでしょうに、集落をギリギリのところで避け、自分以外に犠牲者を出すことなく墜落していったとのことでした。
村人たちはこれ以降、ビリーを英雄とした称え続けていたのだそうです
ペギーはビリーの最期の地を訪れる
ビリーが亡くなっていたこと
その最期を詳しく甥っ子から聞いたペギーはもちろん悲しみました。
しかし、真実を知ったことにより気持ちはいくらか楽になったといいます。そして墓参りのために、フランスを訪れることにしました。
ペギーがレ・ヴォントに着くと、さらなる驚きが待ち受けていました。
村のメインストリートや、村役場前の広場には、英雄をたたえるべくビリーの名前がつけられていたからです
この村ではフランスの解放と英雄ビリーを讃え、年に3回パレードが行われます。
ペギーさんが村に訪問した時に、ビリーの死に様を目撃した9唯一の生き残りの男性が、当時の様子をペギーさんに語ってくれています
この男性を含めた村人の男性たちが、墜落時にビリーの遺体を村まで運びました。
それ以来60年間、毎年同じ日に墜落現場で手を合わせていたそうです。
ビリーの亡骸はその後村の墓地からノルマンディの墓地に移されました
しかし村人たちはビリーへの敬意と感謝の印として、レ・ヴォントにあるビリーの墓を、いまでもずっと管理して残しています
ペギーは亡くなった夫の面倒を見てくれた村民に感謝しました。
その内の一人が「彼を助けることができなかった」と残念がると、ペギーは「十分ですよ」と答えました。
ペギーは以来毎年、レ・ヴォントに戻っています。村の人々は村を救ってくれた英雄の妻を温かく迎えてくれています。
ビリー、ペギーそしてレ・ヴォントの村民の方々も、みんな素晴らしい心の持ち主ですね。ビリーも天国からきっと微笑んでいることでしょう。
ペギーが村を訪れた時の動画がこちら
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